技術書典4にサークル参加してきた

ぐりです。一週間前の技術書典4のレポートのようなものです。

技術書典とは

一言で言うと,技術系同人誌オンリーの同人誌即売会です。これまでに過去3回開催されていて,ありえんぐらい悪天候だったらしいです。ちなみに,今回はバッチリ快晴でした。

今回の総参加者は6,380人だったそうです。わあ,すごい。一般入場の整理券の配布が待ち行列に追いつくまで5時間以上かかっているので,それまで会場内はずっと人で溢れかえっていました。ちなみに,『マンガでわかるDocker』を頒布されていた湊川あい氏が,行列が長すぎたようで我々の正面にブースを移動し(う4.5だったらしいです),屋外のテラスに行列を作っていました。私はタイミングを逃しました…。
techbookfest.org

頒布物と頒布結果

今回頒布したのは,『BLEセパレートキーボードを作ってみた1 ハードウェア編』と「ワタシハESP32チョットデキル Tシャツ」です。また,細々と基板も頒布していました。配置は自作キーボード3サークルで並べたそうです。

それぞれ,BOOTHで販売していますので,詳細はそちらを確認してください。

guri-tech.booth.pm

guri-tech.booth.pm

 

 

本は全部で150部発注しました。過去のレポートを見ると,初めてで少なめでもガンガン完売しているようでしたので,強気で行くことにしました。「完売=それ以降の頒布機会の損失」であると書かれていたところがあったり,前日の被チェック数の多さにびっくりしてダウンロードカードを急いで刷ったりと言うのを読んで決断しました。また,技術書典以外のNT京都などのイベントでも売れることを考えたら多少在庫あってもいいかと思って多めにしました。

ちなみに,当日朝確認した被チェック数は93でした。

頒布結果ですが,紙の本で132部,PDFの電子版で3部出ました。つまり,強気で出て完全勝利でした。つまり大体被チェック数の1.5倍ほどでした。時間帯別の頒布数(記録漏れがあるのであくまで参考)をグラフにしてみました。11:00〜11:15の頒布数を11:15で示しています。

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これを見ると,開場してからしばらくの間売れ続け,その後は,売れない時間と売れる時間が交互にやってくることが分かります。実際に手を取って読んでくれる頻度も同じような感じがしました。たぶん,整理券で入場できる人が増えたタイミングでごそっと入ってきて,ハードウェア島を目的にする人はすぐに来て買って行く,その後ソフト島から流れて来た人があまり買ってくれない,と言う感じなんだと思います。

支払い方法については,ほとんどが現金で,後払いが13人,PixivPayが1人でした。

PixivPayにある500円どうしよう…。手数料200円で換金するのも何か違うので,このお金はしばらく放置です。

え?Tシャツ??何人か興味持ってもらえたけど,1着も売れなかったよ。仕方ないので,1,000円値引きしてBOOTHで売ることにしました…。ぜひ購入してください。

準備

本の作成と印刷所

今回,本はRe:VIEWを使って書きました。dockerのイメージがあってすぐ環境構築できて最高でした。バージョン管理にGitHubを使い,CIはwerckerを使い,自動ビルドをかけて,友人らに読んで確認をお願いしました。

サークルカットや表紙絵はあーる(Twitter: @r_frees_)に頼みました。なんか結構ギリギリになって申し訳なかった…

印刷所は,バックアップ印刷所の日光企画を使いました。もう一つのバックアップ印刷所のねこのしっぽより締め切りが明確だったからです。入稿は締め切り当日の昼前でした。本当にギリギリでした。

前日の夜ギリギリに一通り書き終え,印刷して,赤ペンで誤字を修正していきました。やはり,紙で読むと,画面上で見てては気づかないミスがぽんぽん見つかってくるので,紙はやっぱり捨てがたいなと思いました。ちなみに,一番面白かった誤字は,SSDの容量512GBを512TBにしていたところでした。512TB SSDが手頃な値段で手に入る時代は来るのでしょうか…

つり銭の準備

新刊は500円にしたので,つり銭は1000円札で支払われた時の500円玉,1万円札で支払われた時の5000円札,1000円札を用意することにしました。

具体的には,500円玉23枚用意しましたが,そんなにいらなかったです。500円玉で支払う人と1000円札で支払う人とでは,若干前者の方が多く,最終的に500円玉は37枚でした。なので,500円玉は10枚程度で十分足りたんじゃないかなと思いました。

1万円札を出した方は1人いらっしゃいましたが,後半の方だったのでお釣りは1000円札で払うことで,お札の枚数を減らしていきました。

ブースの準備

ブースは,NT京都の設営で使ったものを主に流用しました。イーゼルだけいいのが入手できなかったので,売り子さんに持って来てもらいました。

到着してから,布を敷いて,お品書きを出して,本を積んで,値札を置くと言う感じでした。クリアファイルを机の手前に貼り付けて,受け取ったお札をどんどん入れて行く感じにしていました。今回は私か売り子さんのどちらかが必ずブースにいたので良かったですが,1人の時は離席の時に持ち運べるようにした方がいいような気もしました。

ブースはこんな感じでした。

小銭の受け渡しのためにトレーを用意しましたが,500円だったので手で十分でした。ただのスマホを置く台になっていました。

さいごに

まず,無事に新刊が間に合って良かったです。また,周りの参加者とも多少交流できたのも良かったです。一般参加もしたことないのに,初めてでいきなりサークル参加したのは無謀だった感じも否めないですが,上手くいったのでよしとしましょう。

技術書典の運営の皆さん,参加者の皆さん,購入していただいた皆さん,ありがとうございました。そして,お疲れ様でした。技術書典5が開催されるときは,またサークル応募しようと思います。